1つの時代が終わったような、そんな予感

今週は2人のサッカー選手が現役を引退するというニュースを聞いて、寂しい気分になった。

前園は、中田が注目を浴びる前は将来の日本を引っ張る存在と言われてきた。アトランタ五輪の予選での活躍、本大会でブラジルを破ったマイアミの奇跡、あのチームの中心は言うまでもなく前園だった。「前園さんの言うとおり」なんていうセリフが有名なCMもあったっけ。あのときの彼を知っているからこそ、東京Vで伸び悩み、ブラジル(サントス等)、湘南(J2)、韓国(仁川)と行く先々で苦労するのを見るのはかなり辛かった。ラモスにも「早すぎる」なんて言われてたが、同感だ。

エムボマは、Jを足がかりに世界へと再び羽ばたくことの出来た1人だ。リフティングでDFをかわし、反転してボレー。アフリカ出身者独特の身体能力を存分に見せつけたあのゴールは、10,000を数えるJの歴代ゴールの中でも最もファンタスティックなゴールの1つだ。Jに復帰したとき「ボマちゃん」などと当時人気だったアザラシの名前をぱくったような名前をつけられていたが、関西人にとってはやはり「浪速の黒豹(ヒョウ)」に親しみがあった。神戸では怪我のせいもあってなかなか出場することも出来なかったが、もう一度関西で黒ヒョウぶりを見せつけて欲しかった。

エムボマは、今日のナビスコ杯大宮戦(@神戸ウ)で引退セレモニーを行うそうです。

とにかく、2人の今後の人生の活躍を祈りたいと思います。今までホンマにありがとう。