2004年11月22日:NANTA劇場

Awllhbei
延世大学校を後にした私達は、仁寺洞(インサドン)で観光をした後NANTAを見に行きました。今回は都合により先にNANTAを紹介して、次回仁寺洞について書きます。ご了承ください。

NANTAは漢字で書くと「乱打」と書きます。とある厨房で繰り広げられる"Non-verbal Performance(非言語パフォーマンス)"。このNANTAの根源にあるのは韓国の伝統芸能であるサムルノリです。

日本にも何度か来日して上演されてますからご存知の方も多いはず。ちなみに通訳の方は「10回見ても飽きませんよ〜」なんて言うてはりました。「まさか、そんなやつおらへんやろ」と思いながら、それでもついに見れるNANTAを待ちわびておりました。

いざ、開演。包丁が、バケツが、フライパンが、まな板が、楽器となって心地よいリズムを奏でます。観客はただ観賞しているだけやなくて、途中でステージに上げられてマンドゥ作りの競争をさせられたり、観客席を半分に区切って拍手の合戦をしたり。そのあたりで台本にないアドリブの笑いが起こる憎い演出にはまってしまいます。そしてクライマックスの迫力ある演奏シーン。最後まで観客を飽きさせず、終わった後には爽快な後味だけ残して誰もが虜になってしまうこと必至です。

よくよく考えるとサムルノリは元々太鼓を使った伝統芸能やったんです。そして日本でも太鼓は祭り等で馴染みの深い存在。私の地元にもだんじりみたいな大きな御輿に乗って太鼓を叩く祭りが秋にあって、小学生の時に乗ったことがあります。やはり太鼓のリズムを聞くと心地よい気持ちになるのは日本人特有のもんでしょうが、NANTAを観賞し終わった後、同じ気持ちになったのは韓国の文化にもやはり日本と通ずるもんがあるんやないか…と深く考えさせられました。

さて、なんでNANTAを先に紹介したかというと、現在大阪で開催中の食博NANTAが上演されているからです。NANTAは大阪でも大人気らしく、整理券をもらうのに長蛇の列に並ばんとアカンらしい…そらGWですからね。人がぎょうさん来るのはしゃあない[E:shock]言うても食博は今度の日曜日(8日)までらしいので、お早めに!!


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