一球入魂、一筆入魂、一冊入魂。

今週は比較的のんびりした一週間を過ごしている。
おかげさんで、世話になった方々に就職先が決まったというメールを片っ端から送信したり、挨拶をしに行ったり、そんなこんなで水曜日も一日が終わる。

同期とキャッチボールをする。
相棒が相当速い球を投げてくるので、傍目で煙草を吸いながら見ていたある先生が、
「相当ストレスが溜まってるみたいやな」
なんてことをホホホと笑いながら言う。
「ストレスを球にこめながら投げると、5�ぐらい球速が増すんです
なんて根拠も何もないはったりを私が言って、はははと笑う。
そんな会話をしていた先生が、去り際に言った一言。
「ほな、一球入魂頑張ってね」

内々定の報告をした師匠から返信が届く。
「就職したらしばらくは『紙と鉛筆の勉強』はできなくなるから、今のうちに研究生活を堪能してください」
紙と鉛筆さえあれば、自分の研究というのは環境がいかに変わってもこれだけは変わらない。
師匠が代替わりしても、その言葉の意味をひしひしと実感している。
あとは、自分自身が納得する成果のために。
最後は笑って学生生活を終えられるように。

今週はゼミがないけれど、後輩が発表するネタを借りて、読ませてもらっている。
グローバリズムについてノーベル賞を受賞した著名な経済学者が書いた本。
グローバリゼーションが進行しているというのに、どうして貧富の差は拡大しているのか。日本でも格差社会といわれいているけれど、世界に目を向ければ事態はより深刻だ。
まぁ、まだ読み進めている段階なので、もう少ししてからきちんと書こうかなと思う。

そんなこんなの一日。
少しはblogも明るくなったやろ(笑)