見上げてごらん夜の星を

土曜日は朝からはばたんに会いに行って(ホンマははばたん関係のボランティアの仕事)、昨日はまた朝から夜まで仕事で石になってきた。

長時間同じ場所に立っているだけで、目の前をどれだけ多くの人が通り過ぎて行っただろうか。夫婦、親子連れ、友達どうし、カップル、仕事仲間、観光客。人それぞれ色々な思い、それも嫌悪とかマイナス思考になるわけがなくプラスな思いを抱えて街を歩いている中で、私は1人、特に何も考えることなく淡々と仕事を全うする。

人間1人の存在感なんてちっぽけなもんだ。
そんな当たり前のことを、身に染みて実感した時間。

そんなときは、街頭のストリートミュージシャンの歌声が妙に耳に入ってくる。
昼間から歩道橋の上でおじさんが懐メロを延々と街に向かって歌い続けている。その中の一曲が
見上げてごらん夜の星を』(作詞・永六輔、作曲・いずみたく
だった。

見上げてごらん夜の星を
小さな星の小さな光が
ささやかな幸せを祈ってる


もしそうだとしたら、自分にとってのささやかな幸せって何だろう。そんなことを考えてみる。

誰がための社会か
誰がための経済か
誰がための政治か
誰がための法律か
誰がための国際協力か


誰がための、人生なのか

結局のところ、答えがすぐに見つかるはずもないんやけど。
でも唯言えることは、少なくともその意味を誤解しないようにしなければいけないな、ということ。