心を整える日本男児。
読み比べてみた。
率直に言って、これら2冊の内容は全然違うので、単純に比較することは出来ない。
しかしながら、たったそれだけの理由で「読み比べ出来ません」などと言うのは芸がない。
ということで、この2冊に共通するものはないか、ということを考えながら読み進めてみた。
共通点をまとめると・・・
・高い目標を掲げる
・目標を達成するためのActionをブレークダウンし、それを実践している
・前向きな思考
・自分自身への全幅の信頼
「自分自身への全幅の信頼」、これを持ち続けていたからこそ、長谷部も長友も欧州のトップで活躍できるレベルにまで成長させることが出来たのだと思う。
自分自身を信頼しているからこそ、いつどんなに強い逆風が吹いていても「あきらめちゃいけない」「自分はまだまだやれる」と自分を鼓舞し続け、モチベーションを高い次元で維持することが出来る。自分自身を信頼しているからこそ、今いる場所で満足せず、より高いレベルのフィールドを志向し、そこで通用するために何をしなくちゃいけないか、を愚直なまでに素直に、そして真面目に考え実践することが出来る。
「どうせ○○だから」と言って目の前にある機会を放棄する場面は誰にだって遭遇する。
確かに放棄することは楽なことだが、それは自分へのスキルや可能性を信頼しきっていないのではないか、とこの2冊を読んでから考えるようにした。
自分自身を信頼し続けること、てのは体力的にも精神的にもタフなタスクだと思っている。
私はまだ社会人になって数年しか経っていない、ペーペーの身分なのでまだまだ仕事で怒られる場面の方が多い。
そういう場面が多くなると、「ああやっぱりダメダメだなぁ」とマイナス思考になったり、「いや、これは自分の成長のためにあえて叱咤してくれてんだ」とプラス思考に持っていこうとしたりすることって多々あるけれど、どちらに持っていこうとしてもメンタル面で多くのエネルギーを浪費する。
そうではなくて、過度にプラスにもマイナスにもならず、かと言ってナニクソと憤ることもせず、素直に自分と向き合うことが大事なのかなと。
「自分はこんなレベルで甘んじる人間ではない」という心の声が微かでも聞こえてくれば、そんな自分を信じてまた歩き出せばいい、ただそれだけなんだけど、それが実は自分を鼓舞するのに効果的なのかな、と思ってみたりしている。
散文ですが、こんなところかなー。