春一番の前の静けさか。

今週は今までと違って毎日説明会に行っているわけではないので久しぶりに研究室に時間が長い。
ほとんどの同期が就職活動で精力的に動き回っているので、いつものメンバー以外はいなくてガランとしている。

今週で先輩たちは(ほとんど)卒業する。
私の学生生活もあと一年というわけだ。

就職活動を続けながら、自分はどんな企業、どんな業界があってるんだろうなと漠然と考える毎日。
内定が決まるのがまだもう少し先の話だから、そこから先のこともぜんぜん見えない閉塞感。
思い通りにうまくいっていない人はもちろん、選考が順調に進んでいる人でさえも雲をつかんでいるような手応えのあるのかないのかようわからん状況の中で、もがき苦しんでいる姿がよく見える。

結局のところ、何が答えで何が正しいのかなんてひとつの物差しでは判断できない。その物差しですら人によって全然異なってくるわけで。
例えば、自分が他の誰にも明かしていないひそかな思いがあるとする。人が選択をする場合って、ただ即決で選んだとしても無意識にその思いに左右されているとすれば、ほな、その思うところと大学院とか国際協力が何故重なっているのか。
そこらへんが一貫していたら論理的に筋道が立てられるかもしれないし、別に一貫していなくてもでは何故AからBへ思いが変わったのかということを突き詰めれば、自分が進めてきた方向性というものは見えてくるのではないだろうか。

今月末に研究室を引越しします。
ゼミの指導教官が変わって、新しい師匠の下で修士論文を作成します。
あとはそう、イギリス行きの訓練も待っている。

就職活動だけが、全てではない。
もうすぐ4月だ。
気持ちだけは切り替えて頑張らなくっちゃ。