幸せはどこから?

1週間ばかり夏休みをとって、実家に帰省した。

出かける先々で大阪赴任の話をして、良かったなこれでええがなと皆に言われて、ホッとしたようなこんなもんやと考えてしまうような何とも言えん気分になる。
東京から同期が来て、四国へうどんを食いに行ったり神戸の街を巡ったりして楽しい休暇を送る。
同時に、久しぶりに見る故郷の景色、特に海からの眺望に久しぶりに心が洗われたような気分になる。

明日からまたお仕事なんだけど、東京で過ごすのも残り2週間ほどとなってしまった。
ここ1ヶ月くらい、正直な話ひとりになると物思いに耽ることが多い。
自転車に乗って近所を走ってると、「ここにいられるのもあと少しだな」なんて考えてしまうし、
仲良くしてくれる同期の顔が浮かんでは、また消える。
逆に地元に帰れば、友人やら団体の関係者たちは関西に戻ってくることを喜んでくれる。
なんだか嬉しさ半分と寂しさ半分が同居したまま過ごしているせいか、今月は時間が経つのが異様に早い。

自分の幸せという物差しで考えたとき、どこに重点をおくか。
仕事をしている以上、特にエンジニアとして自分のスキルを十分に活かせる仕事が継続的にできることってとても重要。
要は、仕事を100とするか、あるいは+αの何かに重きを置くか、という話になるんだけど。
夢か?
家族か?
周りの友人か?
それ以外の、何かか?

そういえば、1ヶ月ほど前のある週末に、飲み会のあと終電を逃した同じ関西出身の同期を家に泊めてあげたときに夜中の3時ぐらいまでこれに似たような話をしたことがあった。
具体的な話は割愛させていただくとして、関西に帰ると地元でベースにしていたものがあるから仕事+αの幸せがある、だから関西に帰りたいと彼は言っていたと思う。

私にも、関西に帰ると地元でベースとしてきた活動にまた復帰することになるだろう。
学生時代のようにどっぷりと浸かってしまえば地元で一生暮らすことになるだろう。
あるいは、仕事に専念してまた東京に戻ってくることを最優先するかもしれない。
将来の嫁さんが関西で見つかったら関西に残ることになるだろうし、逆に東京で見つかったらどうにかして東京に戻れるように画策するだろう。

明日のことなんて、予言者とか占い師じゃないんだから今この時点でわかりっこない。
わかりっこないんだから、今こうして悶々と考え込んでしまうのだろう。
ただ1つだけはっきりしていることがあるとしたら、自分の中で+αを決定付ける最大の要素は、
「自分の手でチャンスを潰してはいけない」
ということなんだ。