To be honest

そういえば、大阪に戻って今日でちょうど1年前だ。

実家近所の馴染みの美容院へ、1年ぶりに髪を切りに行った。
ほぼ髪を切りに行くメイン(+@で少々予定を入れていたが)で、実家に滞在したのも数十分という強行スケジュールだったが、それでもその美容院へ行くのに拘ったのは、とどのつまり気分転換以外の何でもないんだけど。

髪を切り終わり、お勘定が終わってさぁ帰ろうかという時に、馴染みの美容師さんが久しぶりにお会いすることが出来て嬉しいです、と言ってくれた。
ただ嬉しかっただけではなく、私と会うことをどれだけ楽しみにしてくれていたかを具体的に話してくれた。

何だかもう、こっちまですこぶる嬉しくなった。
はるばる遠出した甲斐があったもんだ。

どうして、この美容師さんは私と会うことを楽しみにしてくれていたのだろうか。
諸々考えてたどり着いた結論は、
「私が素直な心で接していたから」
ということだった。

あくまで自然体で。
威張ることもなく、逆に萎縮することもなく。
ただ、目線は前方を真っ直ぐ見据えて、堂々と振舞えばいい。
どんな状況に転がったとしても、すぐに対応できるようにと考えてたどり着いた結論が、「自然体」だったはずだ。

肩に力が入りすぎていたんだろう。
原因として考えられることは色々あるが、それらに拘るあまり周りが見えなくなってしまったことが一番問題だ。
まぁ、問題がはっきりしたので原因に縛られることは少しずつ解消していけるだろう。

裏を返して、「コースケ。と会うのが楽しみで仕方がない」と相手に思わせるような振る舞いを、私は出来ていたのか、反省材料でもある。
ただし、この反省材料については考えてもキリがないので、これから先、心がけるようにすればいい。

ずっと前に松下幸之助の『素直な心になるために』という本を読んだが、その意味を理解するには十分すぎるくらい、勉強になった出来事のお話。