石になったというお話。

3連休3連勤が終了。いや、4連勤か。

朝から半日ほど1人で黙々と仕事。
と言ってもそれほど忙しいと言うわけでもなく、大半をボォーっと突っ立って過ごす。

誰かと話するだけでもなく、暇だからと何かを頭の中で考えるというわけでもなく、しかし何度か休憩を取りながらも長時間も立ちっ放しでいるとさすがに眠気と疲労が溜まってくる。

最初は駅前を歩く無数の人々を眺めていたけれど、そんなこともどうでもよくなって周りとの回路を1つずつ断つうちに何だか私の存在が石ころみたいに思えてきた。

何をしようが、誰といようが関係ない。
でも、そのとき私は何もせず、たった一人で途切れることのない街の流れを傍観していたに過ぎない。

そんな秋の一日。