部長、春を味わっていますか?

【春を感じるのはどんなとき?】

そりゃもちろん、いかなごくぎ煮を食べたときです。
当blogでも2回ほど取り上げましたが、毎年3月1日になるといかなご漁が解禁になって近所のスーパーではいかなごが売り出されますし、地元では何と漁協で水揚げされたいかなごを直売してくれるので、スーパーで買うよりも3〜5割ほど安く買えます。その直売所では朝からいかなごを買い求める行列がズラッと続くのがまた恒例なんですね。

ほんで、地元のお母さん方はいかなごを何キロも買って、醤油と砂糖と生姜で甘辛い佃煮みたいに炊いていきます。炊き上がったのを冷ますといかなごくぎ煮の完成です。生姜の代わりに山椒を使うのもおいしいですし、仕上げにゴマを振るとこれまたうまい。

もちろん、釜揚げにしたり生のままご飯にのっけて食べることもありますが、やっぱり一番はくぎ煮をたっぷりご飯の上に乗っけて食べる。これだけでご飯3杯くらい食べられそうです。

一年のうちでも、3月しか出回らないいかなごの新子。
この時期を過ぎると、成長しすぎてくぎ煮には向かなくなるので、いかなごを目にすると、
「あ、今年も春がきたんやな」

というのをひしひしと実感することが出来るのです。


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