関西人としてのアイデンティティ

mixiというものは、ありがたいと言うべきかめんどくさいと言うべきかどうかは個人の判断に任せるとして、友達からの紹介文が掲載される機能がある。その紹介文を読んでみて、
「あぁ私は彼(彼女)からこういう風に見られてるんだな」
とか、あるいは他の友達の紹介文を読んで
「あぁこういう風に皆思ってるんやな」
とか、まぁしょうもないことですが勉強させてもろてる。

ちなみに、私の紹介文を読んでみるとよく「関西人」とか「関西弁」という単語を見かける。関西出身じゃない友達から見たら、こてこての関西人に見えるらしい。
でも、地元の人間から見ると、どう見ても私は地元のガラじゃなくって、大阪とかもっと都会の人間に見える、なんてことを言われたことがある。確かに、私が普段話す言葉は地元の播州弁ではないしましてや神戸弁が出ることも少ない。「関西弁」を話している自分が一番しっくりしてるし、逆に地元の言葉が出るときはよっぽど特別な時(怒ってる時とか)ぐらいでしかない。やっぱり私は「関西人」ってことなのかな。

テレビで関西出身のお笑い芸人がドンドン全国ネットに出るようになって、「関西弁」が以前よりも浸透したことで「関西」の知名度も人気も高まっているのはひしひしと感じる。

ただ、生粋の関西育ちとして違和感を覚えるのは、例えば紳助さんとかチュートリアルは京都育ちで、さんまさんは和歌山生まれの奈良育ちで、トミーズやら赤井さんは大阪育ちで、陣内さんと藤原さんは兵庫育ちやし。兵庫の中でも藤原さんが育った東のほうと陣内さんやあるいはあややが育った西のほうでは言葉も気質も違う。

例を挙げるとキリがないけど、全国ネットで発信されるのはあくまで「関西」であって、例えば京都と大阪と兵庫の違いなんてそこから垣間見ることなんて難しい。メディアの影響力はホンマ大きいなということをいつも思う。

じゃあ話は戻って、私は何処のアイデンティティをもった「関西人」なんだろうか。
少なくとも、「こてこての関西」といえば、じゃりん子チエの世界を思い出す。