静かな研究室。

普段みんなが揃ってゴチャゴチャ騒がしい研究室も楽しくて好きなんやけど、休み期間中の静かな研究室もまた好き。

時間に追われることがないのでのんびり過ごして、眠くなったら一休みして。
黙々と自分の仕事に取り組む。

まぁ普段もそんなスタンスなんであまり変わってないんですが(笑)

ともあれ、今の机も春が来たら引越しせなあかん。
あと3ヶ月ですか。

さて、ここからは研究の話。
「国際協力」が看板の我が大学院では、現場(=発展途上国)に赴き調査に励む一門もある一方で、私の師事している一門のように理論のモデルを延々と分析するというところもある。

国際貿易論と呼ばれる流派に属する我が一門がさて「国際協力」についてどういうスタンスで臨まなければならないか、という観点から取り組むのは例えば私の場合は地域統合だったりする。

なぜ、ある国は他国と貿易をするのか。
そして、なぜ貿易から地域統合へと派生しているのか


それを考える一つのキーは、国際貿易論の教科書に載っている有名な理論であったりするんやけど。それに伴う諸問題は、例えば多国籍企業の問題ならば多国籍企業論は経営学が混ざってるはずやし、市場統合の問題と捉えれば空間経済学の問題が絡んでくる。あるいは様々な状況から1つの最適解を得ようとするならゲーム理論の考え方も必要になるかもしれない。

今読んでいる論文のモデルから分析を始めるとして、手がかりはそれこそたくさん出てくる。

一年で形あるものにするためには、どこから掘り進めるのが容易いか。
それを考えるのも、また面白い。

今日から仕事始め。
あと一年しかないこの生活を楽しみながら取り組めるとええけど。