あっさりと崖っぷち:第3戦@甲子園

ロッテ 010200700 10
阪神  010000000  1


阪神が本拠地にロッテを迎えての第3戦。先発は最多勝投手下柳。ロッテは小林宏。下柳は5回を3失点と踏ん張ったものの、打線が好機に凡退を繰り返し、7回に藤川、桟原で計7失点。3戦連続の2ケタ失点で阪神は3連敗。ロッテは無傷で日本一に王手。(sportsnavi.com)

まさか甲子園で、まさか下柳で負けるとは想像がつかなかったので、ましてや3戦連続拙攻&2ケタ失点…崖っぷちです。

今のロッテにはプレーオフからの勢いがある。優勝するチームには確実に勝利を積み重ねる堅実さとともにこうした勢いとか、運みたいなものも重要なファクターになる。確かに阪神セリーグを制覇したのは堅実に勝ち星を重ねたからではあるが、そこに例えば井川や福原が打ち込まれても打線が奮起して再度ひっくり返す、そういったものは皆無だった。

要するに、今のタイガースには強さはあっても運がない

3戦連続で同じような結果を見せつけられて、これは阪神が試合間隔が空いたから調子が上がらないとかそういう問題ではないことがわかった。

タイガース云々以前に、今のロッテには大きな勢いがある。だからソフトバンクですらロッテを止めることが出来なかったのだ。

ましてや阪神が…とは考えたくもないが、これでロッテが日本一に王手をかけたのは紛れもない事実。しかし、甲子園での試合はあと2つ残っている。目の前での胴上げを阻止するために、そしてあわよくば10何年前の近鉄vs.巨人の日本シリーズ(近鉄3連勝のあと巨人が4連勝して巨人が日本一となった、近鉄ファンにとっては最も苦い思い出のひとつ)の再現の如く4連勝して逆転日本一になるべくタイガースの一層の奮起を期待したいと思う。
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