春の風物詩:いかなご

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関西、中でも大阪でいうと泉州地方(岸和田や関空のある泉佐野のほう)、兵庫でいうと播州地方(須磨辺りから西のほう)では春になるとどこの家でもいかなごのくぎ煮というものを作ります。そもそもいかなごってご存知でしょうか?詳しいことはこちらを読んでいただくことにしましょう。

私の地元でも、3月が近づくといかなごの解禁日はいつや」なんて話が聞かれるようになります。地元の商店街では、いかなご漁が始まると朝とれたいかなごを港に陸揚げしてからすぐに直売してくれるので毎日いかなごを買う人の長蛇の列ができます。

というわけで、この上のいかなご君もその日の朝とれたばかりのものです。直売なので1キロで約500〜700円前後でしょうか。それを皆さん5キロとか買って、くぎ煮を作るんです。

ただし、今回は別の食べ方で頂きました。なんと、生でそのまま頂くのです。朝取れたてのもんやから出来る贅沢。しょうが醤油で味付けして、これを白いご飯の上にのせて食べる。これだけでご飯を3杯食べてしまいました(笑)

もちろん、その日に買った残りのいかなごは、夕方までにはおなじみのくぎ煮になりました。これこそ地元の春の味。春が来たことを教えてくれる風物詩です。